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ナミスジフユナミシャク#28

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写真: ナミスジフユナミシャク#28

写真: ナミスジフユナミシャク#27 写真: ナミスジフユナミシャク#28

Operophtera brunnea Nakajima, 1991
シャクガ科 ナミシャク亜科 族 Operophterini

山梨県甲州市 2020.11.15

低地〜ブナ帯に広く生息するフユナミシャク。
林縁の建造物の柱にいた交尾ペア。標高約1470m。
♂は交尾時には翅を立てているが、
ライトを警戒して翅を広げ、♀を隠すようにした。
狭山丘陵では12月中旬頃出現する。

2019年に岐阜県高山市と埼玉県秩父市から同属の新種が発見され、
Operophtera mizunoi Nakajima, sp. nov.
ユキノコフユナミシャクと命名された。
外観は本種と酷似するが色、斑紋が薄い。前翅長20〜22mm。
(ナミスジフユナミシャクは15〜21mm。)
「日本産蛾類標準図鑑 I 」の画像(pl. 1-061-9)の♂、
及び「日本の冬尺蛾」の画像(pl.13, figs 4, 9)の♂は本種と訂正された。
これで日本産フユナミシャクは計7種となっている。

撮影地での他の冬尺蛾では、ヒメクロオビフユナミシャク1♂、
チャバネフユエダシャク1♂、オオチャバネフユエダシャク2♂、
ウスオビフユエダシャク♂多数と1ペア、
クロテンフユシャク1♂、シロオビフユシャク1♂を確認。
今季は冬尺蛾の出現が全体にやや遅れているようだが、
この地に多いミヤマフユナミシャクは確認出来ず。
例年ならほぼ終わっているタイミング。

分布:北海道、利尻島、本州、伊豆大島、四国、九州、
   朝鮮半島、台湾、中国、ロシア南東部
成虫出現月:12〜1
幼虫食餌植物:サワシバ、クマシデ、シラカンバ、ハンノキ、
       イヌブナ、ミズナラ、フモトミズナラ、シラカシ、
       アベマキ、サワグルミ、ソメイヨシノ、
       リンゴ、ケヤキ、イタヤカエデなど極めて広食性

♀と♂(狭山丘陵産)
http://photozou.jp/photo/show/1433095/259045611

G0652-27

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