ナミスジフユナミシャク#27
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Operophtera brunnea Nakajima, 1991
シャクガ科 ナミシャク亜科
東京都武蔵村山市
♀(左)2020.1.2 体長約7.5mm
♂(右)2019.12.18 前翅長約17.7mm
低地〜ブナ帯に広く生息するフユナミシャク。
狭山丘陵では同属でごく近縁のイチモジフユナミシャクも生息するが、
イチモジは丘陵東部に、本種は西部に多い。
♀はソメイヨシノの樹幹に、♂は林縁の草にとまっていた。
分布:北海道、利尻島、本州、伊豆大島、四国、九州、
朝鮮半島、台湾、中国、ロシア南東部
成虫出現月:12〜1
幼虫食餌植物:サワシバ、クマシデ、シラカンバ、ハンノキ、
イヌブナ、ミズナラ、フモトミズナラ、シラカシ、
アベマキ、サワグルミ、ソメイヨシノ、
リンゴ、ケヤキ、イタヤカエデなど極めて広食性
交尾ペア
http://photozou.jp/photo/show/1433095/259045611
イチモジフユナミシャク
http://photozou.jp/photo/show/1433095/244297737
G0652-27
2020.3.14追記
2019年に岐阜県高山市と埼玉県秩父市からOperophteraの新種が発見され、
Operophtera mizunoi Nakajima, sp. nov. ユキノコフユナミシャクと命名された。
外観はナミスジフユナミシャクと似ているが色、斑紋が薄い。前翅長20〜22mm。
(ナミスジフユナミシャクは15〜21mm。)
「日本産蛾類標準図鑑 I 」の画像(pl. 1-061-9)の♂、
及び「日本の冬尺蛾」の画像(pl.13, figs 4, 9)の♂は本種と訂正された。
これで日本産フユナミシャクは計7種となっている。
アルバム: 蛾・シャクガ科5・フユシャクの仲間
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