939 久慈浜の津神社
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オンネ磯にまつわる伝説が伝わる久慈浜の津神社。神社としては珍しい北向きに社を構えてます。
オンネ磯はそもそも反逆の神・甕星香々背男の一部だと伝わってますが、香々背男を祀る甕星香々背男社も北を向いています。やはり何か意味や関係があるのでしょうか?
津神社は、久慈浜の信仰の歴史上で最も古い社と考えられています。今に伝わる『津大明神縁起』に人皇四十五代聖武天皇の御代神亀元年(西暦七二四年)の春頃毎夜大磯(一名神磯或いはおん根さま)のあたりより一条の光が、この社の山を照らし続け村人を恐れさせました。
やがて秋の九月十八日、久慈浜の某という童子が、神ががりしてこの山に登り『我はこの海上を司る海神であるぞ。汝等我をここに祀らば長く海上を守護し海の幸を与えるであろう』と云い相果てたという。村人たちは直ちに『海神綿津見神』をここに祀ったところ、この光は無くなり、これにより津神社の例祭は童子の命日、九月十八日を以て執行されるようになりました。
(久慈・コム第91号)
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