2_待合室(わたしたち)_01
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六甲ケーブル山上駅の駅舎内で。
2_待合室(わたしたち)
六甲山という名の由来は、難波から見て「彼岸」にある山という意味でムコ山、すなわち「向う」の意味であろうとされています。
脳がする期待と、実際の情報の「ズレ」によって、人は車酔いのようなものを発動してしまうらしいのです。最近とりくんでいたVR作品制作において、やっかいなVR酔いを回避するための最も原始的な方法は「鼻をそっと表示しつづける」ことだそうです。
私を最も私たらしめている記号としての「顔」は、自分では直接視えないにもかかわらず鼻だけはほんの少し視えています。そんな私からもあなたからも視える社会的な部位を小さな絵にしてみることで「わたしたち」という現象について、さらにいえば此岸と彼岸について、この待合室で考えてみたいと思ったのです。(雨宮)
Albums: 01_六甲ミーツ・アート2024
Tag: 神戸六甲ミーツ・アート 六甲ケーブル
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