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ヨスジキリガ#16

写真: ヨスジキリガ#16

写真: カシワキボシキリガ#19 写真: エチゴハガタヨトウ#12

Eupsilia strigifera Butler, 1879
ヤガ科 キリガ亜科 キリガ族 キリガ亜族

東京都奥多摩町産
A : 1齢幼虫 2024.4.15 体長約4mm
B : 2齢幼虫 2024.4.17 体長約5mm
C : 3齢幼虫 2024.4.21 体長約10.3mm
D : 4齢幼虫 2024.4.27 体長約18mm
E : 5齢幼虫 2024.4.30 体長約26mm
F : 6齢(終齢)幼虫 2024.4.30 体長約27mm
G : 成虫♀(母蛾)2024.3.16 前翅長約15mm

成虫越冬キリガ。
低地〜山地に見られる普通種ではあるが、
幼虫を見る機会はほとんどない。
本種はクヌギで飼育出来ることが知られているが、
自然状態での観察例はなかったようだ。

2024.3.16、灯火近くの柵にいた♀より採卵。
受精済だったようで4.8に孵化、体長約2mm。
クヌギで飼育。
Aは約2倍の体長に成長した脱皮が近い1齢。
Bは脱皮間もない2齢。
Cは脱皮間もない3齢。
Dは脱皮が近い4齢。
Eは脱皮が近い5齢。
Fは脱皮間もない6齢。
3齢以降は体色の大きな変化はないが、
5齢から6齢では黒みが強くなる他、
頭殻前面に褐色影が出る。
一度に複数頭で飼育したためおそらく別個体が混じっている。
Gはこれらの幼虫の母蛾。概ね統一スケールで表示。

飼育下では昼間は重ねた葉を綴った中に潜み、
ほとんど動かないでいることから夜行性であることが推察され、
またクヌギが幼木や剪定木を除けば高所に葉を付けることもあり、
見つかりにくい理由かと思われる。

分布:本州、四国、九州、対馬、
   朝鮮半島、台湾、中国、ネパール
成虫出現月:10、3〜4(成虫越冬)
寄主植物:クヌギ(飼育)

G0687-16

アルバム: 公開

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